[高校野球][千葉県]
全国高等学校野球選手権大会1回戦
成田 2-1 智弁和歌山
千葉大会から観ていた者にとっては、今日の第二試合は痛快の一言です。
成田の守備力が勝ったという痛快さと言ったら、打ち勝つ野球一辺倒の高嶋野球に勝ったという事ですからもう痛快です。
智弁打線が例年になく迫力不足というのは分かっていたのですけどね、中川投手14奪三振は凄すぎる。
外のストレートに審判の手が挙がらないので、千葉大会のようにはいかないのか?と思ったのですが、それは杞憂でした。外に逃げるスライダーやチェンジアップが効果的に決まり三振の山。智弁打線が焦って初球攻撃に出ては凡打の山。6安打中長打は0。
唯一の失点だった6回は球審からフォームを指摘されていたので、何か嫌な感じだな、と思っていたのですが、そんな状況でも切り抜けてしまう中川投手には千葉大会以上の衝撃がありました。
7回一死一・三塁のピンチでもここぞとばかりに三振を狙って連続三振。
ABC(BS朝日で視てました)の解説をしていた鳴門工業の監督さんが、「高嶋先生はスクイズをやってこないんですよねぇ」「岡田君(中日)が1年の時にようやく送りバントをしたので感激しました」とバントに対する意識の低さをおっしゃってたので、成田サイドも小細工を警戒する事なく、真っ向勝負に挑んで連続三振を奪った、これに尽きます。
同点に追い付かれたら、3年前のセンバツ広陵戦と同じように延長で根負けするから1点もやれなかった。その状況を0に封じた中川投手に衝撃です。智弁サイドもスクイズ無視の野球を今まで展開していたので、ここでも力勝負を挑んできたので、余計に興奮しました。
7回辺りから球速が落ちたので、飛ばしすぎが祟ったのか?と思わせて余力を貯め、最後にまた力を出す。こんなクレバーな投球術まで身に付けていたとは、昨年までの成田を観ていた者にとっては本当に進化したと思いましたし、唐川二世というか本家を超えているかも。
ただ成田の攻撃力の低さも相変わらず。5回に2点よく取れたと思いましたし、今日の戦いぶりから見えてきたものは、
成田は先制するまで点を許さない。現に2点以上のビハインドは今夏まだありませんし、序盤でリードを奪って押し切るというスタイルなので、この戦い方が今後も出来るかどうかに懸かってくるでしょう。
二回戦の八戸工大一高、中山投手もサイドから140近いストレートと荒れ球がありますし、今日の智弁投手陣に対し4安打の成田にとっては結構厄介な相手ですから、先制を許さずに、今日と同じく逃げ切りの展開に持ち込みたい所。
あとは6回裏のようなバント失敗併殺→四球後盗塁失敗の雑な攻撃が改善されたらもっと楽なんですけどね、エースの負担がどこまで許容出来るかが心配ではありますが。
余談。
神戸ではM吉見投手が3年ぶりの完封勝利で、兵庫県内で千葉勢大活躍の一日でした。ハシゴ観戦された方は大満足だったでしょう。
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